2016年8月28日 (日)

深津戯曲「カラカラ」宣伝。いや、結構マジで…

今、京都です。はしぐちしんさんの宅に居候しているはせひろいちです。「カラカラ」という深津さんの台本に取り組みだしてほぼひと月。早いもんです。来週が大阪はウイングフィールドでの本番です。次の週が津・あけぼの座です。昔、竹内統一郎さんと、ふとしたきっかけで同じエレベーターでご一緒することがありまして、僕はお得意の社交辞令で「そういえば、先週の舞台、仕事の都合で観れなかったんです。すいません」とフレンドリーに言いました。竹内さんは間髪入れず、それもごくごく自然に、まるでプロ野球の昨日の試合結果を告げるような口調で、「あ、そう。それは残念だったねぇ。とんでもないのを見逃しましたね」とおっしゃいました。これですよ。これ。それ以降、このフレーズ、使える場面では極力応用させていただいているのですが、とはいえ根っからの小心者なので、話す相手はユーモアが通用する程度の近しい人間に限られていっるわけで、こんな不特定多数を相手にしたブログで書くことはなかなか、なかなか…なので、芝居が終わる前に強くお勧めしようと思います。うーん、文章の流れがあざといなぁ…。えー、今回は、はしぐち氏率いる「コンブリ団」の主催公演であり、深津演劇祭のトップバッターなのですが、結構いい加減な面もあって、なかなかお茶目な「はしぐちプロデューサー」の最大の功績は、何と言ってもこの見事なキャスティングです。どこからどう集めたのかと思えるほど、多彩でユニーク、それでいてちゃんと舞台表現への客観性と批判精神を持っている役者揃いで、素敵なアンサンブルを形成してくれています。作品へ向かうための冷静さと作法のバランスが良く、そのベクトルにブレが無い、って感じです。劇団ではない集団性としては、なかなか出会えない座組です。よく宣伝惹句として「この座組ならではの…」などと謳いますが、そんなありきたりな運命論を軽く超えた、素敵な出会い方だと思います。稽古2日目にして、そんな彼ら/彼女らの在り方に安心した僕は、そこからの稽古を遠慮なく、深津戯曲の解釈と方法論の模索に時間を割けることが出来たのです。いろいろ細かな課題は残ってますが、いやいや今の時点で「見ないと損ですよ」と確信して紹介できる芝居です。余りこんな調子だと、嫉妬深い劇団員から「ウチの公演もそれ位の勢いで宣伝できんのか」と罵られそうですが、いや、まあ、だってそうなんだもん…。また「猿川…」の方はちゃんと書くからさ…。てなわけで、ボチボチ京都でのラス前の稽古に出かけます。シャワーは10分で済ますとして…ボチボチでんな…。ではでは、大阪と津でお待ち申しておりますね。ああ、そうそう、公演の詳細は毎度の通り、どこかで検索してくださいませ。コンブリ団のホームページとかさ。ジャブジャブのHPからも、飛んでいけると思いますよ。え? リンク? へえ、そう言うんだ…。

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2016年7月 9日 (土)

「またいつか」ってのは最もポピュラーな死亡フラグ

皆々様。お暑うございます。お久しぶりでございます。はせひろいちです。今年こそ月一の更新を狙っていたのですが、そろそろ書こうかなと意気込むと、決まって身近な人や芝居関係の誰かがお亡くなりになったりして…や、それこそ不謹慎な言い訳ですね。岡田さん、かこさん、雄吉さん…どうど安らかにお眠りくださいませ。…と、この一文がなかなか書けずに、更新も二の足踏んだりしておりました。つくづく「また今度ゆっくりと」が通用しないのが人生だと、痛い目に合いつつ、きっとこれからも重ねていくのだろうな…時間は思ったより有限らしいから。もちろん自分に残された時間も。おっと、これこそ何とかフラグって奴なのかもね。さてさて、新作がやっと書きあがりました。「猿川方程式の誤算あるいは死亡フラグの正しい折り方」。宣伝ジャック(惹句)としましては「物語は3倍濃縮。解釈可変な12の連作アンソロジー」ってなところでしょうか? サービス薄いし、多分賛否両論だろうなぁ…まあ、ココのトコ「非常怪談」や「しずかなごはん」なんかの優等生的な再演が続いたせいで、僕の中の「はっちゃけたい、やんちゃなソウル」が一気に噴出したのかも知れません。今月末にまずは名古屋・大須でお披露目です。ココだけの話ですが(通用するのかこのフレーズ? こんな情報拡散社会で…)ウチのスタンダードメンバーの「コヤマアキヒロ」が恐らくウチの本公演ラストステージになるかもしれないわけでして(なのにWキャスト…)、ぜひお見逃しなく。大阪は10月、東京は11月です。現在の一番の課題はクーラーのない稽古場の暑さ。「集中しろ」と言うのに無理があるレベル。昼間は立ち入るだけで健康に支障がありますからね。7月はいかんなぁ、7月は…。などと言いつつ、ココ数年の僕の夏の健康法は「梅雨明け宣言までは車のエアコンを使わない」です。体をジワジワ暑さに慣らしていくにはなかなかの策でして、これのお陰で毎年ひいてた夏風邪や食欲減も最近は起きていません。走行中の風の質も、肌で変化が実感できたり、日蔭のありがたさが痛感できたりします。もちろん家人には大不評なので、一人の時限定ですが…これにより8月になっても夜はエアコン切ったり、停車時と加速時は送風にするなど、真夏のドライブにバリエーションが出てきます。「今日は暑いですね」の一言も、年中エアコンの人達よりは、深みが違うのです。時々、窓を全開して「あ、、同じ考え方のヒトかな」って思うドライバーも見かけます。さすがにこちらから挨拶はしませんが、首にタオルを巻いちゃったりして、同志を感じます。そもそも自宅の書斎はエアコンなし。今年も扇風機だけで乗り切る覚悟です。んでもって、これも近年判って来たんですが、どうやら僕は「夏にレゲエが欠かせない」人種だったようで、本場ジャマイカはもちろん日本のレゲエはもっぱら女性好み。初期のMINMIやAKANEなど、ヒップホップに向かい過ぎない辺りを聞きまくっています。これまたマイナー思考かも知れないけど、だれか同士がいたら、そちらから声をかけて下さいませね。今年の8月は、深津作品「カラカラ」の演出のため、多くを夏の京都で過ごします。お近くの方、ぜひ飲みましょうね。ぜひぜひ、そちらから声をかけてくださいませ。基本これだな、こればっか。だからいろんな機会を逃してるのかも知れないけど…。

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2016年3月 3日 (木)

ボールペン再生手術~恒例の観劇ベスト2015発表!

仕事柄、多色ボールペンってのは意外に使ってて、まあ主に、時間がないときの演出や、使い捨てが可能なテキストの際、1回目、2回目、3回目と色を変えて芝居を見ながらチャックするのに重宝するんだけど、例えば4色の内、赤と黒だけが出なくなったりしたモノは、今度、本番中、すなわち暗がりの中でメモする際には、書いてる文字が見えないので、丸1回分のダメ出しが消えたりしするから、迷わず「ボールペンのホスピス」に入れられることになる。うーん、長いセンテンスだな。久々に「。」が無い文を書いた気がする。んでね、先日少しまとまった時間があったので、ホスピスに眠る十数本の多色ボールペンを部屋の床にばらまき、全ての出ない色をチェックして、再生する作業をした。多くの多色ボールペンは、メーカーは違っても、芯の太さは同じなので、少しだけ長さをハサミで切ってやったりすると、「全色OK」のモノが出来るのだ。十数本をバラシて、6本の「全色OK」が再生された。芯だけを残したのも5本あったが、後は墓場=ゴミ箱に消えてもらった。恐らく3年ぶりぐらいの仕事である。この満足度は意外に大きく、外出時に持って出る多色ボールペンを選ぶ今でも、その細やかな達成感は残っている。うーん、まさに「生活のつぼやき」だなぁ。てな所で、恒例の昨年の観劇ベストの発表です。今年は久々に「ベスト10」で行けました。相変わらず、あくまで個人的な好き嫌いなので、どうかお気になさらずに…

● 2015観劇ベスト10 ●

① コトリ会議「愛の囁きなどいらぬ。眠い」作・演出/山本正典

② 維新派「トワイライト」

③ SENDAI座「洗い屋稼業」

④ うめめ「シゲル」作・演出/真臼ねずみ

⑤ 劇団アトリエ「瀧川結芽子」(札幌)

⑥ 大垣市民創作劇「晴れた空」作・演出/右来左往

⑦ 雲の劇団 雨蛙「ミソジニー‼」(中国劇王・短編)

⑧ あおきりみかん「だるい女」作・演出/鹿目由紀

⑨ 「えのもとぐりむのやわらかいパン」(名古屋公演)

⑩ AAF戯曲賞受賞作「茨姫」

(次点)X‐QUEST「義経ギャラクシー」、ハイバイ「ヒッキー・

    カンクーントルネード」、かしやましげみつ「百人芝居!

    そうたいガール」

…相変わらず、新し物好きの傾向はありますが、こんな感じでしょうか? どちらかと言えば演出の底力に喜んだ年かも。ま、とはいえ、生で観たのに限定したし、さほど観劇の母集団が多くはないので、間違っても何かの資料にしないようにね。これまた毎度のことながら、各公演の詳細なデータは、各自で適当に調べてくださいませ。…さてさて、来週3月12日(土)の戯セミ長久手の発表会をよろしく。4本の精鋭作品を全部演出しています。入場無料、19時~の1ステージのみ。風のホール。お見逃しなく。ではでは、本日もこれから稽古のため、60キロほど離れた長久手市文化の家に、車で向かうといたしましょうか。

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2016年2月 6日 (土)

うそ、半年ぶりだって?…あ、干支が猿って今気づいた…

タイトルは、実はジャブジャブ新作の演目に引っかけての実話なんですが…お久です。そうそう、新年おめでとうございます。ってもう2月なんですけど…。「必ず近々…」と書いて終わったこのブログの最新が、昨年の8月でして、去年は何とわずか僅か3回しか更新しなかったんだなぁ…少しずつ世間とコンタクトを失っていくようで、それはまた、ある種の気持ちよさもあるんだけど…その間に東山荘での乱歩遊戯や、皆で屋上を作ったSFや、初の東北を楽しんだ再演モノや、実にいろいろありまして、そんなお礼も含めつつ、本年もよろしくお願いします。今年はこの後…週明けの2月11日(木・祝)に、岐阜市の戯曲塾発表会、来月12日には長久手市の戯曲塾発表会がございます。いずれもジャブジャブメンバーも多く出ますし、何より入場無料。岐阜市は10周年だし、長久手市は名古屋在住の役者陣も多数出ますので乞うご期待です。んで2月の3週目は演出者協会名古屋ブロックの「近代戯曲研修セミナー」。僕は木曜夜の「スペシャルトーク」の司会として、諏訪さん、アマチンさんのお相手です。むろん緊張はするけど、楽しい話が出来そうな予感が。で、2月の最終週が劇作家協会東海支部の「劇闘」。久々に書き下ろした超短編で10分対決です。「冬の参観日」は演出が佃さん、ウチの咲田と谷川も出ます。やっぱ2、3月は「小ネタでバタバタ」が毎年の流れですね。そう言えば、劇団・雨蛙の岡田君が、また僕の本で芝居をしてくれます。東京の若手を使って、3月の3週目。詳細は今月中に必ず。恒例の「昨年の観劇ベルト」(今年は久々にベスト10で行けそうです!)も合わせて必ず更新しますので。先日、何年ぶりかに新品の靴を買いました。や、ココのとこずっとセカンドモノが続いてたのね…。VANSの定価1万弱を40%引きでした。いやぁ、いざ購入までに2時間ぐらい迷って、店の前を5往復はしましてね。今だに誰も気づいてくれてないのですが…。そんなこんなで、今月中に必ずもう一度書き込みます。取り急ぎ、これにて失礼。

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2015年8月31日 (月)

夏の書斎、今年も扇風機だけで何とか…

夏がゆっくりと去ろうとしています。もう少し駆け足でもいいんだけど、夜とかむしむししてるしなぁ。何だか3カ月更新ペースの呪縛から逃げられてないのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 貴女のはせひろいちです。「さよならウィキペディア」の3都市公演ご来場の皆様。ありがとうございました。差し入れで頂いた食料やアルコールで何とか夏を乗り切りました。いやいや結構マジで。さて、まずは……先日、劇団名芸の栗木さんが他界され、お通夜に行ってきました。栗木さんには、皆が知っている以上に、仕事上、いろいろお世話になりました。貴重な本を「もう僕がもっているよりは」とごっそり郵送していただいたり、行政の機関誌の取材でご自宅を訪問した際には「くたばる前に、そろそろかと思って話を聞きにきましたね」と笑顔で迎えていただくなど、今にして思えば死期を…なんてエピソードばかりですが、どうか安らかに。劇団のこと、プロレタリア演劇のこと、ご家族のこと、いろいろ聞けて、文章にできて幸せでした。最後まで「劇団らしい劇団」を貫かれ、お通夜も実に質素でしめやかで、「栗木さんらしい」お別れでした。ご冥福をお祈りいたします。みんな逝っちゃうなぁ。まあ、人類の歴史の中、今まで死ななかった人は誰もいないのだから、それ自体をどうこう言っても詮無いことだけど、人の死を、安易なドラマの道具立てに使うことはやめようよ、なんて思いつつ、今書いてる3人芝居がお通夜のギャグシーンから始まるものだからどうにも筆の進みまで湿りっぱなしでいけません。いやいや言い訳にするのもいけません。久々のこの書き込み、明るいネタのストックは山積みなんだけど、さすがに次回に回すとして、今日はこれから、あっという間に1年経ってしまった深津さんのお別れ会に行ってきます。ではまた。いやいやホントに近々に…。

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2015年6月 2日 (火)

そうか…蚊だったのかもしれない…

またまたお久です。2ヶ月と少し振り? 貴女のはせひろいちです。春先に、よく新聞広告の折込や全面広告で入ってくるユーキャンの「日本大地図」を勢いで買ってしまった、はせひろいちです。残念ながら、まだ一度も開いていません。A3版の全3巻、中々のヴォリュームで「車載ナビだけは死んでもつけない」ほど地図好きな僕のとって、いつかは買ってしまうだろうな、と思っていたブツではあったのですが…思えば大学出たのも地理科だったしなぁ…確か一括支払いで3万円近かった…んで、残念ながら心と部屋のスペースに余裕がないため、開けるのは先送りになっております。にもかかわらず、さすがは天下のユーキャンですね。納品されてまもなく「お得意様限定のお知らせ」がやってきて、見れば「世界大地図」の案内。そのリーフレット自体がかなり豪華で、あ、もう世界はコレで満足です、って感じでした。だって飛行機嫌いだし…国境線とかどんどん変わりそうだし…。んで、次に「宇宙大百科」でも来たら、それはヤバイなぁと思っていたら、「日本の名所100選」やら「昭和の記録DVD集」みたいな案内が来て、今のところ触手は動いていません。衝動買いつながりでもう一つ言えば…「長く生きててよかったな」って実感できることって、さほどないですが、海外TVドラマのシリーズDVDが、待っていたお陰で廉価版として発売され、気軽に丸ごと楽しめるコト、だけは否定できません。だってアマゾンとかで、廉価版の50%OFFとか書かれ、翌日商品到着とか言われると、それはクリックしちゃいますねよ? 今のところ「スタートレックDS9」と「名探偵モンク」、「刑事コロンボ」(新シリーズはクソなので、もちろん対象外です)に留まってますが、「ネクストジェネレーション」と「ヴォイジャー」は年内にも手を出しそうです。まあ、女もバクチもやってないので、許していただきたいのですが、読書量にだけは響きそうなので、最近は極力電車移動を心がけています。さてさて、私ごとが続きましたが、「さよならウィキペディア」の名古屋公演、盛況のうちに無事幕を下ろしました。協力いただいた方々、劇場に足をお運びいただいた方々、美味しい差し入れを下さった方々、本当にありがとうございました。個人的な差し入れは、迷わず焼酎で。蕎麦100%か麦でよろしく。皆様の善意がいまだに「飲まないと筆が進まない」僕にとっては執筆の糧になっていくのです。そう、あなた方の差し入れこそが、劇団の次回作を書いていると言っても(グル)過言ではないのだよインシュリン!! …って結局私ごとじゃん…と、和んでいるうちに大阪公演が近づいてきました。翌月にはもうスズナリでフィナーレです。大阪のトークゲストが大好きな桃園会のはしけんさん。東京が尊敬するマルチ執筆者の岡野さんです。お二方とも快諾いただき、僕は今から勝手にワクワクしています。新作「さよならW」は、いろいろ戯曲的なトライがあって、個人的にはまだまだ楽しめそうです。決して堅苦しい社会派でもなく、むしろ肩の力が抜けまくっていますので、気軽にご観劇くださいませ。先日、夜遅くに帰宅して、居間でそのまま眠ったのですが、いきなり極度に体調悪くなり、原因不明な分、嫌な寝覚めだったのですが、どうやらその夜、どこからか紛れ込んだ侵入者に対して手を焼いた家族が、蚊取り線香を丸々1渦巻き分たいていたらしく、その毒にあたったようなのです。そうか、僕も蚊だったのか…。でも、にしては起きた時、足と手に、刺された箇所があったのだけれど…

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2015年3月24日 (火)

さらに延長!携帯なし生活~昨年度観劇ベスト5

3ヶ月ぶりでしょうか? ご無沙汰です。アナタのはせひろいちです。いきなり変なタイトルで恐縮です。実は1週間前に携帯電話を紛失し、まあ、よくあるんですが、その「失くし方」ってのが少し嫌な感じだったので、いつもより早めに通信不能(いわゆる緊急停止って奴でんな)にしていたわけです。んで関係者には「今使えないから自宅かパソコンに」って人伝えで流してもらって5日間経って「やっぱ出なかったね、人の善意を期待しすぎてもね」って思って(実は今までは必ず誰かが拾い、届けてくれてたのね)、いよいよ限界だなと思って、警察に紛失届けの番号もらって、いよいよ明日の朝一でソフトバンクに予約入れ、新しい携帯を番号変わらずで入手する手筈だったのですが、今になって豊橋の警察から連絡あって、「1時間前に発見されました」って…。これにより、携帯会社の盗難保障パックの権利がなくなり(機種変だとかなり高い…)、豊橋からブツが届くのに時間と手間がかかります。つまり僕の携帯の事実上の復活は、かなり先送りになりそうです。引き続き、僕への連絡は、急ぎは自宅かパソコンにお願いします。とここまでが緊急告知です。まあ、時期的に急なコトは起き難いコロアイなのですが、逆に大きめの仕事を逃す時期でもあり…でもまあ、実は携帯を持たない毎日は結構快適です。3日目ぐらいから慣れてきますね。生活がシンプルで。行動とかにも慎重になるし。ダイアモンズに書き下ろした最新作(告知遅れて、すいません。先週終わりました…)の中で、通信が遮断された空間で登場人物が「まるで、ひと時代戻ったような感じだな」なんて、つぶやくシーンがありましたが、その祟りかも知れませんね。でもお陰で、読み残しの小説や見残しのDVDなどを観ながら、老後のプレ経験をしておりました。え? 5月新作の執筆? いやぁ、まだまだ…この逃避期間、あ、いや、熟成期間の粘りが大事なんですよダンアぁ。…てなとこで、毎年、数ヶ月遅れが恒例の、2014年、偏見に満ちた個人観劇ベストの発表に行きましょう。今年は「ベスト5」です。

①維新派 「透視図」

②作 : 前川知大/ 演出 : 小川絵梨子 「暗いところからやってくる」

③西瓜糖 「じゃのめ」

④劇作家協会東海支部新人同盟 「うまくいえない」 

⑤桃園会 「覚めてる間は夢を見ない」

…いつもながら、ざっくりしたデータですいません。勝手にいろいろ検索して下さいませ。次点は挙げだすときりがないのですが、よりざっくりと、サザンの民芸さん、アトリエのB級さん、天白の名芸さん、島根の亀尾さんトコ、辺りでしょうか? あくまで個人的な趣味のオンパレードですので、根に持たないでくださいませね。どうも春は、衝動買いの欲望に勝てず、いろいろ散財傾向です。その件、また次回にゆっくり。いつのコトだか。意外に書き込みが早かったら、それは、それこそ、新作の逃避行為なのかも知れませんね。そうそう。新作のタイトルは「さよならウィキペディア」。5月末に名古屋大須・七ツ寺、6月末に大阪ミナミはウイングフィールド、7月末に下北沢・スズナリです。よしなによしなに。良い席はお早めに。まだ一行も。だって、そもそも粗筋が…

 

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2014年12月19日 (金)

オオカミ少年たちに明日はない!!

随分久しぶりなのに、短信ですいません。今、津の三重県文化会館に来てます。楽屋です。仕込みの間の「寸暇」って奴ですね。今回は憧れの「空沢さん」に客演をしてもらってますが、彼女は「しんか」さんです。すいません…少し睡眠が不足してますね。電池切れ間近、って感じです。「非常怪談」を仕込んでます。明日、明後日の2ステージです。これで当分、いやいやもしかしたら見納めかもしれませんよ旦那ぁ。「なぁんて言って、また半年後に名古屋でやるんでしょう?」なんて高を括っているアナタ。確かに昨年、似たようなコトを新作でやりましたよ。あれはちょっと、良くないことをした…反省してます。でも、でもね、今度は本当なんですぅ!…三重で最終公演なんです、名古屋はないんです。狼だぁ~、狼が出たぞ~……ふうふうふう……てなわけで、まだまだ席は空いてるようです。ぜひぜひ、当劇団の出世作、いろいろ賞もいただいて、北村想さんにも確か褒めていただいた、かの名作を、ぜひともお見逃しなきよう、何卒、よろしくお願いします。取り急ぎ、本日は宣伝文句のみで失礼つかまつります。

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2014年9月 2日 (火)

空元気も一つのポジティブってワケで…

ごぶさたです。ほんと、すっかり。深津さんが旅立って、もう一月になるんだよね。ここもすっかり足が遠のいてましたが…恐縮至極の近況報告です。そういえば年明けに他界した瀬辺っちに関しても「いつかちゃんと書く」何ていいながら、まだまだ綴れない感じだしなぁ…。やっと少しは普通になってきました。あ、いや、歩行です。足の話です。大き目のヒビが入って3ヶ月。暑い時期は大変でしたよ。街中を止むなく歩行してても、老人に抜かれる速度だから、木陰から木陰までが長い長い。じりじり焼かれながら、まるで命がけで海にもぐる変温動物・ウミイグアナの気分ですね。もちろん条件は逆だけど…。この3ヶ月の間に、ヒトの見舞いに行く機会が3回ほどあったんだけど、どの病院でもビッコの僕を誰もが病人本人だと扱ってくれますから。先日、気晴らしに(何の?)、映画館に出向いて、実に久々に定価で(?)ロードショーを観ました。時間に制約あって「トランスフォーマー」は見られず、選んだのがすっかりテレビCMも終わった「マレフィセント」。客席は夏休みだというのに僕を含め16人。短くまとめて大正解、って感じで好感は持ったけどね。その分、実は姫が眠っている時間が「おいおい結構短くないかい?」、という感じで、眠り姫伝承とのつながりは今ひとつだった気も…。外国人の名前に(というかカタカタ名に)滅法弱い僕にとって、一番好きだったクダリは、姫が主人公の正体に気づき始めた辺りで、魔女の名前を「マレ…えっと何だっけ?」という台詞。作り手の遊び心と勝手に決めつけ、ニマニマしました。そんなこんなで、もうすぐスズナリです。そう「ディラックの花嫁」の最終公演です。実は今東京から帰ってすぐにこれを書いているのですが(昨晩観た西瓜糖は凄い芝居でした!)、何とこの後、上京の個人荷物を荷造りして、今夜トラックに乗って下北に「トンボ帰り」って訳です。ここ10日ほどで下北を3往復してます。散財しますね。昨日はさすがに渋谷のネカフェに泊りましたよ。ちなみに今年も雑誌テアトロさんが、台本を掲載してくれました。Wヴァージョン併載版ですので、既に観ていただいた方も、ぜひ本屋にお急ぎください。9月号です。今年はまだ年内に3本書かなくてはいけないので、余りのんびりもしてられませんが、せいぜいミンテイとキッチン南海のメニュー制覇を目指して、頑張ってきたいと思います。寸暇を惜しんでヴィレバン下北沢とディスクユニオンのCDコーナーでブツを漁っていますので、見かけたら声を掛けてくださいませ。宿泊は町田です。満員の小田急で足を踏まれないことだけを願って…。では、行って来ます。ですです。

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2014年6月30日 (月)

不自由さに伴う考察習慣…ってか?

まいど。はせです。「ディラックの花嫁」大阪公演に向け、明日がトラック積み込み、明後日から小屋入りです。昨日、このターンの最終稽古を終え、パンフも販売台本も作ったし、ほんのわずかないわゆる「凪の時間」にコレをしたためています。とはいえ午後からは大学の授業と病院が待っているのですが…。病院は眼科ではなく整形外科。そう、ナナツデラの客席から転げ落ち、足にヒビが入った件ですね。いまだにちょっと油断して歩行すると激痛が走り、重いものは持てません。いい加減足を引きずる生活にも飽きてきたんだけど、こればっかりはなぁ…。怪我した直後、アパートの同じ階のきれいな奥さんにエレベーターであった時、すんごく心配してくださった会話の最後に「でも中途半端なヒビが一番時間掛かるんですよねぇ」と悪意なくおっしゃって下さったのは、どうやら本当のコトのようです。では、怪我にまつわる「生活のつぼやき」を羅列します。

①「買い物はコンビニよりもスーパーをチョイス」……この理由は至ってシンプル。買い物用のカートがあるから。足への負担がぜんぜん違います。お年寄りがよく自前の荷押し車を利用している気持ちを手にとるように実感してます。それでも運悪く車輪の調子の悪いカートに当たると、ちょっとした斜めの動きが制御できずにとても疲れます。古いスーパーなどで、微かに地面が傾斜してると、どんどん僕自身が斜めに動いていってしまいます。昔、劇団の移動公演で、レンタカーを借りる金を惜しんで知り合いの古いトラックを借りて移動してたとき、パワー不足のため高速道路のちょっとしたアップダウンに敏感になりました。あれを思い出しました。

②「車のロック解除を慌ててはならない」……とにかく歩行速度が遅いので、いつもの感覚で15メートルほど前から解除のスイッチを押すと、盗難防止の安心設計のため、車にたどり着いてドアを開けるまでに、自動でロックが掛かってしまいます。懲りずに3度ほど経験。名古屋音楽大学に通うとき、駐車場と学校の間に片側1車線の結構車の通る道路があるのですが、ココを渡るときも命がけ。いけると思って動き出して危うく轢かれかけたり…。なにせよくご老人に追い抜かれたりしてますから。

③「やたら地面の状態が気にかかる」……右足の小指の延長線上のいわゆる甲の辺りのヒビなので、体重が外側に掛かると痛いのです。足を任意にホールドできるサンダルを買って何とか生活してるのですが、それでも舗装の悪い道は要注意。間違えて外側で小石を踏んだりしたら悲鳴を上げます。砂利道なんてもってのほか。もちろん柔らかいマットなんかも警戒に値します。

④「近未来の行動予測が欠かせない毎日です」……階段は登りよりも下りのほうが数段痛みを伴います。人目がなければ降りるとき、後ろ向きに一段ずつ歩んでいます。ウチのアパートはメゾネットタイプなので、2階のリビングと1階の仕事部屋との間を移動するときなど、一つでも忘れ物をしたらまずいので、数時間後までの行動予測をして、いろいろ考え、持ち物を確認して階段を上ったり下ったりするようになりました。まあ、でも、そんな準備万端な時に限って、下に降りてきた瞬間に、尿意に気づいたりするのです(ちなみにトイレは2階ね)。もうこの世の終わりな感じです。外出時のトイレなども、和式はどうにも無理なので、空いてそうなそうなスーパーをルートに入れておきます。

⑤「ありがたい善意もあれば、かなり迷惑なモノも」……足元の包帯って意外と気づかれないモノですね。びっこも、平均1歩半。2歩歩いてやっと気づく人が多いようです。先日スーパーで、レジの列に並んでいたら3つ離れたレジを、おばちゃんが再開させて「2番目の方こちらへどうぞ!」と言いました。僕は移動が嫌で聞こえないフリをしていたら、「2番目の方! そののお客さん。メガネのお客さん!」としつこく結構大きな声。仕方なくびっこで進んでいったらそれに気づいて急に恐縮して「あああ! すいません、どうしましょう!!」と、これまた人が振り返るほどの大声。そしてあからさまな特別扱い。商品をレジ袋に入れてくれたり、カートを台まで運んでくれたり…僕はむしろカートに掴まっていたいのに…車まで運ぶという彼女を何とか思いとどまらせるのにかなりの労力を使いました。

……他にもいろいろな細かい生活の知恵に囲まれて、それなりに生活しているのですが、昨日、愚息が野球の試合中に手首を骨折して、中学最後の大会を目前に、試合に一切出られなくなりました。今朝、足の不自由な父と、手の不自由な息子で、お互いをかばいあいながら朝の準備をしてまして、一段落付いたので息子に「今一番の望みはなんだい?」と聞いてみました。試合とかゲームとか食い物を予想してたのですが、ぼそりと一言。「1ヶ月半があっと言う間に過ぎて欲しい」。ちなみに1ヶ月半はギブスが取れる予定日数です。うーん、判る判る。……そんなこんなで、何かと不運続きなのですが、頑張って大阪にトラック運転していきますので(前にも書いたけど運転が一番楽なのさ)よろしくお願いいたします。ああ、それと…前回の記事で、亡くなった竹内菊さんの年齢を「傘寿を超えて」と記載してしまいましたが、享年87才でした。公演のタイトルからついつい早とちりしました。つつしんでお詫び申し上げます。ではでは皆さん。大阪は心斎橋・ウイングフィールドで。

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