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2008年11月の11件の投稿

2008年11月30日 (日)

テルコさんの誕生日

今日はオフクロの誕生日だ。少年野球を終えた愚息と実家に行って、犬山から来てくれる住職のお経を、親父の仏壇の前で神妙に聞いた後、ささやかな食事の会をする予定。 多分81歳かな? 昭和2年生まれだから。親父は大正2年生まれで69歳に死んだから、随分一人で生きている。息子の太一は僕が40歳の時の子供。僕が1960年生まれ、太一が2000年生まれだから実に計算がしやすい。つまりウチは、いわゆる代々「遅い世代交代」な家系なのだ。かと思うと「決まって早婚の家系」ってのもあって、実に簡単に抜かされる。ちなみに僕は親父の妹さんの息子、いわゆる僕の甥と同い年だった。オフクロは未だにボケず、昔からの会社に今も時々通わせてもらっている。これも凄いよな。81歳だぜ。まあ、古き良き雇用制度の、最も情的に素敵な部分なんだろうなぁ。きっと彼女も、長い人生の中、満たせなかった夢とか、希望がいっぱいあるのだろうが(例えば今でも一人息子の僕が「定職」についてないことを残念に、心細く思っている。いい加減諦めてほしいのだけど)、実は彼女はとても現実的だ。控えめな、自分の気持ちより他者との関係性を重んじる性格なのだが、どっこい過去への執着はあまりなくて、明日のこと、来月のこと、来年のことを、何の疑いもなく考えている。長生きの秘訣かもしれない。そして彼女はきっと今日の食事の代金を「誕生日なんだから私が出す」と言い張り、伝票が来た時点で、それを隠し持つよう努めるだろう。もしかしたら今の時点から策略を考えてるかもしれない。もちろんこちらも阻止しようと働くが、会計時に伝票の取り合い、説得合戦になるのもいつものこと。そして見かねた8歳の息子が仲裁に入る。「大人だから言い争いは見苦しい。今日はおばあちゃんの誕生日なんだから……おばあちゃんの言うようにすべきだ」と。

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2008年11月25日 (火)

眼の話②~網膜剥離の実感値。

例えばこういうのはどうでしょう? 地球儀を思ってください。この球体、すなわち2次元的に言えば円ですね、これをアナタの「視野」とします。んで、ココが重要なんだけど、「今、アナタは日本の(なぜか赤い奴ね)例えば東京を見ています」。その時に、僕には中国の国土は見えてない、ワケなんです。もちろん(ココこそがポイント)中国が見たければ、視点(何処を見たいかのピンポイント)を少し上にずらします。そうすればちゃんと中国は見れるのです。でもその時、少し上のロシアは見えていないのです。つまり……日常生活においては、さほど問題はありません。忍者が上から切りつけて来なければ。「見たいものは見える」のです。ちなみに「見えない」ってのは、感覚的には「黒くなっている」とか「暗黒」ではありません。何となくの光は網膜全体で受けているので、ぼんやりとしています。色に例えると無難な肌色とか、象牙色な感じです。うーん、あまりいい例えじゃないのかなぁ……ま、でも、そんなわけで、他者が眼に対して乱暴に扱っていると必要以上に気になります。子供がマナコをグリグリしてたり、向かい合った女性の(なんで性別が関係あるのか?)眼が妙に充血してると、自分の事のように気になるのです。それにしても……自分の感覚を人に伝えるのは難しい。いかに適切な言葉の選択に気を遣っても、常に「実はちゃんと伝わっていないんじゃないか?」と疑心します。これを論じだすと、また枝葉が長くなりそうなので、次回に続く。

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2008年11月24日 (月)

マイケル弱点とは短所自慢?~眼の話①

自分で自分の嫌なところ、他者に実は嫌だと思われているだろうと予想される部分、それを思ったり実感したりすることが、最近多くてね。ま、それと「当たらずといえども遠からず」なのが、このカテゴリーなんだけど、当分のネタは、もっと具体的、現実的な話。「私の弱点」として大きく挙げられるものが3つある。そしてその3つに準じるものが7つあるのね。んで、それを強い順に紹介したいと思うわけですよ。なぜ紹介したいかは良く判らないんだけど…ま、このブログ自体が自分史の記録みたいなものだから…お許し下さい。まずは「眼」。芝居の「ごあいさつ」で時折触れてる話なんだけど、僕は高校生の時に網膜剥離の手術をしていて、今も実は視野が狭い。いやいや比喩的な意味じゃなくてさ。特に手術をした右目に関しては、左上部から、今もやはり少しずつ見えない部分が増えてきている。そして眼と言う奴は左右そろって何ぼ、というか、右目の性質や疾患を、左目も受け継ぐ傾向が高いらしくて、手術をしてない左目の方も、実は上の方が見えていない。だから、もし今が戦国の時代で、忍びの者が僕の暗殺を計ったなら、例えば天井に隠れてても、一切気付かないだろうし(事実よく頭をぶつける。立ち上がったりするとき特に。ほら飲み屋とかで粋なデザインでテーブルの真上に、少し低めに明かりが吊るしてあるトコあるじゃない。アレとかほぼ100%の確率で、「よし、じゃあ行こうか」と席を立つ際、しこたま頭部をぶつけることになる)、加えて上から刀を振り下ろされたら、まず何の抵抗も予感もなく、ばっさり頭をかち割られているはずなのだ。避けれないです。だって映像が網膜に像を結ばないのだから。この辺のシステムを健常なヒトに伝えるのは実に難しい。て、わけで、次回に続く。どうやら3+7の「私の弱点」シリーズは、1年ぐらいの継続事業になりそうですなぁ…。

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2008年11月23日 (日)

やっと今、あくびが…

誰かから求められたプロフィールの経歴の欄に「趣味・特技」とあると、数年前から「NBA&NFLのテレビ観戦・寝不足、安物買い」と書くようにしているのだが、今回は「特技」の中の寝不足の話。年齢を重ねたので、さすがに最近夜が弱く、酒にも弱く、そろそろ特技返上かと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。ま、「夜」が弱くなった分、子供の登校は結構早いので、「朝」を任されるコトが多くなってからは、かなりの早起きで(ま、これも年寄りの得意技だけど…)、朝は必ず6時半に目が覚めるからなぁ。おっと話がそれました。いやね今回、木曜朝に目覚めてから、今は土曜を超えた日曜なりたての深夜なんだけど、2回の仮眠(電車の中と明け方)を合わせて、ナント2時間半でっせ。それを挟んで約67時間起きてます。んで、なぜか全然眠くない。別に猛烈に一つの仕事をしているわけでもなく、かといって積もりに積もった(決して比喩ではない)部屋の掃除を徹底的にするでもなく。ちゃんと名古屋のレッスンを執り行って、その後に2回りも若い奴らと飲んで、帰って、その辺徘徊して、子供の少年野球に行って、ブラブラして、フラフラして、でも眠くだけはならない。この症状で特徴的なのは、ずっと引きずった思考があって(例えば人生とか人間とか)それに答えが出てない状態が続いている感じかな。そして、やがて、静かに、お決まりの「ノンスリープ・ハイ」な気分がやってくる。何年ぶりか忘れたけど、そうそうこの感覚。今がそんな感じ。ライブだなぁ、この辺、このブログ。僕の場合は妙に冴えるというか、俯瞰的になってくるのよ、思考がね。カラダはそろそろ限界の心地よい疲労感と浮遊感。んでもって、48歳をもってなお、青春みたいな感じも出てきて、脳裏にはメロディーが鳴り止まない。それは後期のストーンズだったり、ドアーズだったり、初期の佐野元春だったり、大貫妙子だったり、レノンだったり、ボブ・マーリーだったりするわけさ。浜田省吾だとチトやばいから、早々に反省したりして…。えっ? そういう時に台本を書けばって? そんな事できますかいな。だって、もったいないでしょ? こんなに気持ちいいのに。今回は、とある「ポン酢をこよなく愛する女性作家」のエッセイに救われた気がする。とはいえ、まだまだ眠くない。明日も朝から少年野球の球拾い。そして体調が許せば、名古屋に、飛ぶ取り落とす鹿目女史の「あおきりみかん」新作を観に行くつもり。願わくば、せめてその前に眠気が来て、せめてJRの電車で眠れることを。

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2008年11月21日 (金)

ゆらゆらの一日。

昨日は(と言っても睡眠を挟んでない昨日なのだが)何とか午前中にカメの水換えを終えた。冬場の奴らをどうするかは「冬眠」と「温度調整」の選択肢があって、冬眠は冬眠で「冬眠環境」を整えるのが手間で、なおかつ水は定期的に変えてやらなくてはいけないので、さっさと後者を選択し、市販の「水温が一定なる装置」を入れている。これが結構「1シーズン使い捨て」ぐらいの信頼感しかなくて、新しく、少しだけ高級な(200円増)奴を購入して入れてやった。一見嬉しそうに泳いでいるが、ホントに感情表現が下手な奴らなので、ただ単に新しい水(お湯?26度だからなぁ…)に喜んでいるだけかもしれない。とはいえ、奴らは水が汚れてくると、その水を飲まなくなる程度にはグルメらしく、脱水症状を起こす生き物なのだ。もしかしたら今回、水を換える前の「半冬眠状態」は、実は生死の境だったのかも。ま、そりゃ、少しぐらいは「嬉しそう」に見えて当然かも知れない。 午後は来年の新作のタイトルを決めて、明日のレッスンのテキストの用意に時間を割く。知り合いにちょっとした悪戯心のサプライズを仕組み、その後、このところ妙に取り付かれている厭世観に囚われて過ごす。知らぬうウチに眠ってしまった愚息を叩き起こして一緒に入浴し少し気分が向上。では久しぶりにBS1の「NBA:ブルズvsレイカーズ」でも見るかな。洗い物のついでに。コービーブライアントは相変わらず嫌いだけんど。   

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2008年11月20日 (木)

ああ、一週間。

気付けば久々の書き込み。金曜が都合6時間のタレントスクールレッスン講師、土曜が岐阜市と長久手町で連続の戯曲塾塾長、日曜は演出者協会の演劇大学のため芸文小ホールの地下に篭っていて、月曜が浜松で大学の非常勤講師。火曜は軽い打ち合わせの後、昼間から部屋で飲酒して幸せな惰眠をむさぼり、今日は久々の某高校の夜間部で演劇表現の授業。うーむ。芝居がらみだけで毎日が過ぎていく。精神衛生上、破綻をきたすような不安の中、それでも日々は過ぎていく。7つの曜日を恨むではないが、確かに太陽、月に始まり火から土まで、およそ生命を取り囲む要素が必要不可欠なのには驚かされる。誰が決めたんだよぉ、って感じ。これに天と海と冥が加われば敵無しってモンだよね。「そういう風に出来ている」…ってのは最近よくセリフで自然に出てくるフレーズ。やばいやばい、まだ悟らねえぞ、ワシは。悟った時に死ぬんだぞ。朝起きたら今日こそカメの水槽の水を変えなければ。半冬眠だと命が危ないのね、アイツら。ちなみに2匹のミドリガメは、2年前に愚息が「ミドちゃん」と「リーちゃん」と名づけたまま。シンプルで、こちらも理にかなっている。

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2008年11月15日 (土)

やっぱり蕎麦が好き。

まずは報告。このブログのきっかけともなった「差し入れへの逆指名」だが、さほど効果が無かったと思われる。芋全量の1升瓶を名古屋で頂いた時はときめいたが、後はどっこいどっこい。米麹入りの芋がやはり大半を占めている。若干、麦(基本は麦100%だもんね)が多かった気もするが、何せ待望の「蕎麦全量」が皆無。そろそろ最初の(実際はナンバー002)必見公告もココのサイドのメニュー表示から消えるから、時々は書かなくちゃいけないのかなぁ。でも実際の本公演は5月の名古屋まで無いしなぁ…。てなわけで、稽古場からくすめてきた「二階堂・吉四六(きっちょむ)」を飲みながら書いてます。名古屋での6時間仕事の帰り、JR西岐阜駅のATMから「例の口座」に泣く泣く6万円を入金。これで年内は凌げるはずだ。でもギリギリを振り込んだから、この通帳、2桁残金で年越しかも。そういえば劇作家協会東海支部からのイベント借入金の10万と、昨年の戯曲セミナー発表会の役者2人へのギャラも未払い(ていうか早い話ある種の使い込み)のままだ。嫌なことを思い出した。もう少し待ってね、山田君、中尾君、ニイミ君。明日の土曜は(明けて今日か…)戯曲塾のダブルヘッダー。明後日(日曜ですね)が演出者協会のトーク系お仕事。流山児さんは何度会っても緊張する。想さんとは160度違った緊張だね。そうそう、戯曲塾(長久手)に関しては東京公演中の、確か11月6日だったかな?、朝日新聞(中部版?東海版?名古屋版?)の夕刊に寄稿記事が載ったので、興味のある方はバックナンバー検索を。

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2008年11月14日 (金)

英断チカテツな夜

それは不意にやってきた。長年意識の奥底にある、とある「想い」というか「習慣」というか「時間配分」に対して、思い切って決別を図ってみたのだ。PCの中にある数年来の綿々としたデータも消去した。まずは「ゴミ箱」に捨てて、その後、少しだけ迷って「ゴミ箱の中を空に」した。やってしまえば、あっという間の出来事だった。昔、クリエーションというバンドが唄っていた「ハッカ煙草吹かしてグルービー、噂の恋にけりをつけた~」ってな気分。確か歌詞の2番だったな。少し肩の荷が楽になった気もするが、この慣れすぎた依存のシステムを失くして日常が平素に保てるか否かは自信が無い。今夜の英断にも、随分と酒の力を借りてしまった。明日からの自分が、ほんの少しでも変わりつつあれば幸せなのだけど…。何のことか判らなくてすいません。でも、少しだけ、ヒトが衝動的に「自分を捨てる」刹那の感情が、判りかけた気もするのです。変わりたいのだ。例え大きくバランスを崩し、かなりの痛手を負う予感がしても、なお。そしてそれは「墓場まで持っていく」覚悟を共にして。まさに「いと、おむら」のアナグラムにも似て。

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2008年11月13日 (木)

ゆるゆると社会復帰?

東京での「死立探偵」最終公演が終わり、劇団員たった7人で稽古場への荷上げを終え、あっという間に3日が経っていた。気付けば西武とオバマが勝って小室が捕まったらしい。珍しく楽日の直前まで粘った公演だったから、やはり通常の時間の流れから、かなり隔離されていたらしい。普通なら半日ぐらいで気分は復帰するのだが、今回は思いのほか手間が掛かった。ま、復帰するべき社会もないので、生活のリズムを取り戻すためのタイムラグって話だ。きっかけは、ふと3つある「生活のための通帳」を見たこと。なんと残高が6300円になっている。しかも生命保険や損害保険などで毎月3万は引き落とされる奴なのだ。さっさと現生を入れないといささか面倒くさそうだ。あ、まてよ、今月はJAFの年会費が引かれる月だ。家族会員だから6000円。残高が300円。これはちょっとした記録である。確かにこの季節は、遠出が増える(つまり経費が先に掛かる)割りに、相手が公共なので支払いは後回しって仕事が多いから、毎年やりくりに苦労はするが、いやぁ、これは近年まれな事態である。12月には車検も控えているし、どうやら公演終了の残り香に浸ってばかりも居られない。焼き芋屋のバイトでもするかな。持病の腰と膝に悪そうだなぁ。などなど、久々の書き込みはいきなり切迫して始まるのである。ちなみに「つぼやき」とは「つぶやき」と「ぼやき」の十分条件的言葉だが、当分は後者が続くであろう。そして本当に「つづく」。

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2008年11月 3日 (月)

3度目のテトリス

2トンロングのレンタカーに、今回も何とかテイク2なしに荷を積み終えた。毎回ギリギリなのに何とか収まるのが不思議ね。東京は大阪、名古屋に比べ、パネルの量がグンと増え、照明の数がガクンと減っている。そして何より個人モノ、いわゆる「私物君」が山の様だった。最初にあらかたの大まかなテトリスを考え、中盤辺りで「こりゃはいらんぞ…」と悩み、3分の2ぐらいで「ナントカなる」と思う。後は一気にスピードアップ。これもいつものことだ。不思議なのはいつも半ばを過ぎた辺りで「えーい、考えて居てもしょうがない」と軽いヤケで、時間を最優先する時間帯があることだ。もちろんココで完全にヤケになってはコケルのだが、不思議と長年の「テトリスの勘」でなんとかなっていくものである。東京公演を始めたのが91年だから今年で17年目。ほとんどが年に6回積み込みをし、その前にも名古屋公演やってるわけで、優に100回以上トラックの荷積みをやってるわけか…少し眩暈がした。1時間後には出発し、朝の渋滞を避けながら仮眠を取って9時にスズナリ入り。今年最後の7ステージのため、無からの空間作りが始まる。

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記憶と言う名のモンスター

名古屋明けの1週間を、なんとも激動の中で過ごしたので(や、嫌なことばかりじゃなかったのだけどね)ココへの書き込みも余りできず、気付けば今日の夜にはトラックに乗って上京の運び。約6時間の眠気防止に、劇団員や知り合いから携帯にクイズやナゾナゾが送られて来ることになっている。これは初めて九州公演をしたときからの伝統行事。これが一番の眠気覚ましなんだよね。中にはライブで回答に付き合ってくれる元劇団員なんかもいるから嬉しい限り。てなわけで、昨日は約1週間ぶりの通し稽古の前に、「記号化倍速」のゲームを試みた。シーンの登場人物が円形に腰掛jけ、抑揚と意識変化を禁じられて倍速で次々とセリフを回していく。ヒトとの間、自分の間も原則禁止。これを時には「陽気なロボット」になったり「相撲取り」になったり、キャッチボールをしたりしながら全シーンをチェックするわけだ。もちろん記憶を確認するのも目的だが、優れた役者は自分の無駄な抑揚や、知らず知らず出来ている「勝手な作りこみ」、忘れていた「イニシアチブの変化」なども自然に悟ってくれる。何より、僕自身はただただ少しづつ戻しているだけだから、労力の割りに効率がよろしい。他の集団での演出仕事やワークショップなるものでは時々々やっていたが、劇団で正式にやるのは久しぶり。その後の通し稽古の出来が、時間的にも質的にも、嘘の無いまずまずの出来栄えだったので、ま、効果アリの手前味噌。それより何より、深夜の長距離運転に48歳の腰と対睡魔の集中力が何処までもつのか。これもまた一つのトライなのですよ。

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