« 08年観劇回顧・独断ベストテン発表! | トップページ | O君!…君のお陰だ!! »

2009年1月11日 (日)

脱・正月と遥かなる「K-20」

なんとも慌しい…というか、一日の時間が心太(ところてん、ですね)のようにスルスルと何の摩擦もなく流れている感じ。いつ何処で何を感じ、いつどうやって睡眠を取っているのか? 1日半もすると思い出せない始末。毎日がオーバードランク。劇作に心が向かえないこの時期、つまり1~3月は、いつもこんな風に過ぎていく。や、書くときは書くときで飲むんだけどね。思えばこのブログもすっかりご無沙汰になっていた。ま、でも所詮はこのペースなので、よろしくね。初詣の後は、大学の恩師宅で飲んで記憶をなくし、旧知の女優から婚約を報告され、我が家の野球少年にせがまれ「MAJOR」を見に行った。新年最初に観る映画は、このトコロ決まって正月アニメ系だ。もしくは特撮モノ。ま、でも正月テレビの尽きないバラエティー循環地獄よりは救われる。冬休みが終わりを告げ、やっと「K-20」を観に行く。幸いにも流行りのシネコン系ではなく、柳ケ瀬アーケードの中にある、古い映画館で単発で掛かっていた。歩いて数分のやはり商店街中のシネコンにはK-20がなかったから、きっと共通の支配人がチョイスして選んでいるのだな。まずは少し嬉しいさね。ドリンクホルダーも気の利いた食い物もない、昔ながらの映画館。思えば学生時代、ほとんどの土曜日をココからやはり歩いて数分の東映直営系映画館で、オールナイトのバイトをしてたな。もちろん最終回のタダ観が目的で。このネタはまた後日。その映画館も今ではもう上映をしていない。平日のレイトショーとはいえ、久々の柳ケ瀬の人通りも少なかったなぁ。ま、でも、つまり実にK-20にふさわしいレトロな町並みの、今ではなかなか出会えない適度に大きいスクリーンで、もぎり兼売店のお婆ちゃんからツマミを買って、観た訳です。いやいや、やっぱ頭いい人ですね、佐藤監督って。劇画とリアリティーの隙間を実に判っていらっしゃる。バランス感覚凄いのに、適度に照れ屋で譲らない部分では頑固な感じ。何より、想さんのストーリーとは全然違うのに、想さんの世界観や、時代の匂いや、どうしようもないヒトの営みの哀れに関しては、全くぶれずに描き出す力。こういう「原作」という関係性が本当に成立するんだなぁ、と、感心すると同時に、なんとも羨ましかったなぁ。「監督兼脚本がちゃんと出来る才能」だからこそ、なせる技でもあるんだろうけど、これこそマイノリティーに身をおきすぎていると決して出会えない、ある種憧れ的な光景に映ったなぁ。2箇所だけ「いやいや、そこはリアリティーに振っても、客はついてくるのでは?」という演出があったけど、いやいや、それこそ個人的な趣味の話、皆までは言うまいて。古き良き映画館(多分5年後にはないかもな…)を後にしながら、はじめて想さんの「怪人20面相・伝」を読んだ時の興奮や鳥肌を思い出していた。それと同じ化学変化がきっと佐藤監督にも作用し、この作品を生み出した。もう少し、活字の底力を信じてみようかな、とも思えた。おっと、いつの間にか映画評論に近すぎ過ぎているではないか。反転離脱しよおっと。一昨日は三重や千種の会館さん絡みの仕事で久しぶりに出張させてもらい、結構のんびり過ごす。お陰様で演劇関係の人種と多くの時間を共有し、社会的にはリハビリって感じ。でも今週は通常ワークの事務仕事と3つ4つ同時進行で抱えた発表会絡みの段取りで、分刻みのスケジュールが待っている。NFLも佳境だし、NBAもゆっくり見たい時期なのにね。今日は早朝から、少年野球のいわゆる「鏡開き」の行事。てなわけで、またぞろ次の更新までには時間が経つかも知れません。誰か温泉で打ち合わせを組んでくださるような太っ腹な方はいませんかねぇ。

|

« 08年観劇回顧・独断ベストテン発表! | トップページ | O君!…君のお陰だ!! »

生活のつぼやき」カテゴリの記事