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2009年2月 5日 (木)

国道沿い、謎のカップル。

先日(あえて伏せるが…)久しぶりに浜松に(大学ね)車で出向いた帰り、国道沿いのコンビニに入ろうとしたら、入り口に近い駐車スペースが埋まっていた。遠いほうへ車を回そうかなと思ったらとしていたら、一台のカップルの乗った車が、いいタイミングで出始めたので、少し待ってそこに車を収めたわけさ。車内に残った缶ゴミを捨てていると、そのカップルの車は国道に戻らず、少し離れた(でもそのコンビニの敷地内の)入り口から遠いスペースに駐車し直しているのに気付いた。「おいおい、昼間からキスでもするつもりか?」と、別に見たくもないのでさっさと店内に入った。おにぎりと缶コーヒーを買って(トイレも借りて)出てきたら、その車はまだそこにあって、カップルは何やら食べている。「何だ、ただの安上がりな晩飯かい」。確かに車は人目の多い国道に向いていて、キス目的なら逆のはず。最初は店に向かって頭から突っ込んでいたので、都合180度、車を回転させたことになる。モノを食べてる2人の表情が、明らかにムスッとして、喧嘩の最中みたいだったのが妙に印象に残ったのだが、そのまま車を発進させた。やがて眠気覚ましのカーラジオから、DJが今日の話題を喋ってるのを聞いて、全てが判明した。節分だったのだ。そういえばカップルさんが食べていたのは太目のまき寿司。そう、「恵方巻」って奴だったのだ。コンビニにも横断幕があったなぁ。僕は迷わずいつもの「焼鮭おにぎり」を手にしたが、その隣にコーナーもあった気がする。きっと車内で「恵方巻」を食べようってことになって、その年の吉方を向いて(今年は東北東だったらしい)食べやすいように車を駐車し直したのだ。僕は謎解きミステリーの探偵が、犯人の動機に気付くクライマックスを味わうような快感を覚えたが、しかしまだ僕は一つ見落としていた。DJの話の続きを聞き、生まれて初めて「食べ終わるまで言葉を発してはいけない」という基本ルールを知ったのだ。なるほど、それで2人とも、あんな不機嫌な感じで黙々と食していたのだな。うーん、満足。2段構えのサスペンス構成。すっかり眠気も吹っ飛んだ。まあ、どこかに話題の仕掛け人とかフィクサーとかがいて、見事に新しい風習として全国的に広め、経済効果を成功させたんだろうけど…。確かに「無言で」ってのはイベントとしてもバランスがいいんだろうなぁ。「会話を経つ」のもある種の非日常だし、年に一回の行為としては「流行の要素」に成りうるのだろう。いわゆる「にらめっこ」の原理で、逆に互いを意識する。例えば、ほんの少しのノイズが余計に笑いを助長して、中には咽(むせ)たり米粒が変なところに入ったり…きっとあのカップルも、それなりに(表情とは逆に)楽しい時間を過ごしたことだろう。そういえばやはり「経済的な口車」の産物、バレンタインディなるものも近い。今年の2月14日は…長久手戯曲セミナー発表会の「顔合わせ」の日か…。6作品を依頼した名古屋の役者陣が一気に集いますなぁ…フフフ。塾生の諸君は「付け届け」のいい機会でっせ。私は心が広いので、甘いものでなくても、焼酎のアテでも、いやいや本体でも、ありがたく真心受け取りまっせ。あ、でも、翌月の「3月14日・ホワイトディ」とやらは、ちょうど戯曲塾発表会の当日だから、残念ながらお返しを用意する時間的余裕が無いとは思うのですが……。

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