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2014年6月 5日 (木)

階段三段落ち…菊さんに支えられた気がします。

訃報とまぜこぜの文で恐縮です。まずはとっくに賞味期限が切れてしまった「ブログのための走り書き」に残された文章の掲載から。10日ほど前のです。通信するための携帯グッズを持っていない僕は、時々こうして文章のストックをしてるわけですね。別に今更って感じだけど、僕の右足がまだ健康で、大ファンだった竹内菊さんもご存命だった時の文章です。妙に明るいのが癪に障るが、まあ、これも記録として…。こんな感じです。『明日から小屋入りです。そう、七ツ寺共同スタジオ。そう、「ディラックの花嫁」の幕開きです。明日から小屋入りってコトは、今夜がトラックの荷積みってコトでして…いつもとは舞台美術の「素材」が違うっつうんだよなぁ…今回は特に少しも濡らしたくないわけで…何でこんなに雨振るかなぁ…こういう時に限ってさぁ。誰が雨男だ雨女だとワイワイ騒ぐほど若くもない集団は、黙々と手運びをし、すっかりびしょぬれ。「♪ハードレインで恋もずぶ濡れ~」と歌ったのは北野武だったっけか? 今回の売りは、なんと言っても完全ダブルヴァージョンですね。つまりウチの荘加真美と栗木己義がいろいろあってダブルキャストなんですが、性別も違うし、ともにベテランだし、適当に不条理なユニセックスな感じってのにも僕が飽きちゃって、だったらいっそってわけで「違う展開、違う登場人物で出てもらおうじゃないの」と、宣言してしまったから仕方ない。誰も止めなかったしな…。登場するシーンも微妙に違うから、もしかすると台本の解釈すら変わってくるかも、ってわけです。まあ、台本も苦労しましたが、何より大変なのは、ヴァ-ジョンチェンジの部分に関わってる数名の役者ですね。似たような会話の運びなのに、少しだけニュアンスが違ったり、同じ台詞で言う相手が違ったり…とても混乱してます。ははは。もちろんどちらかのヴァージョンだけでも十分楽しんでいただけます。ががが、両方見ると楽しさは2・5倍は保証しましょう。ん? 結構微妙? ではでは木曜から日曜までの8ステージ(相変わらずアバウトですいません)大須は七ツ寺共同スタジオでお待ちしておりまする。』だってさ。んで、菊さんの訃報を知ったのが30日の朝、僕が客席の段から3段落ちて救急病院に行ったのがその日の夜。思えばご家族の間で静かに通夜をされてた頃。僕のほうは、最後に倒れこんだのがコンクリートの床だったから、頭とか、もっと打ち所が悪くても不思議じゃないのに、もしかしたら菊さんが守ってくれたのかも知れません。2009年の個人的観劇回顧のベスト2にさせてもらったのが菊さんの「狐の嫁入り」でした。その際、中津川での懇親会で菊さんに懇意にしてもらった際に「ささやかなお土産に」ともらった「招き猫の壁掛け」ってのがあって、いつも劇団公演の際に受付に飾らせてもらっていたのが、今回に限って飾り忘れていて、それに気づき、慌てて受付に向かった、まさにその時に転落したわけです。足のほうは、救急のレントゲンでは「骨に異常なし」だったのに、公演空けて地元の病院に行ったら、ちゃんとヒビが入っていて、今、普通の人の10倍の遅さで歩行しながらなんとか生活いています。米寿を超えてなお斬新さを追求した菊さんの魂に、いつも憧れていました。どうかゆっくりお休みください。いろいろ後先になったけど、ご来場くださった方々、ありがとうございました。焼酎もお菓子もいっぱいいただきました。公演後、積極的に挨拶に迎えず失礼しました。アフタートークではまたまた諏訪さんにいろいろ助けていただきました。救急病院にいた時は「また諏訪さんとのトークに出られないか」と思いましたが(2年前も網膜剥離緊急手術で叶わなかった)、何とか出れて幸せでした。役者たちにも世話になったけど、まだまだ大阪も東京もあるからな。礼はまとめて後日に。何とか「僕以外は」無事に名古屋公演を終えることが出来ました。ではでは。きっと不自由な歩行生活のはけ口として、ココへの書き込みも増えるはずだから…。うーん、それにしても長くなっちまったぜ。

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