家族について

2008年11月30日 (日)

テルコさんの誕生日

今日はオフクロの誕生日だ。少年野球を終えた愚息と実家に行って、犬山から来てくれる住職のお経を、親父の仏壇の前で神妙に聞いた後、ささやかな食事の会をする予定。 多分81歳かな? 昭和2年生まれだから。親父は大正2年生まれで69歳に死んだから、随分一人で生きている。息子の太一は僕が40歳の時の子供。僕が1960年生まれ、太一が2000年生まれだから実に計算がしやすい。つまりウチは、いわゆる代々「遅い世代交代」な家系なのだ。かと思うと「決まって早婚の家系」ってのもあって、実に簡単に抜かされる。ちなみに僕は親父の妹さんの息子、いわゆる僕の甥と同い年だった。オフクロは未だにボケず、昔からの会社に今も時々通わせてもらっている。これも凄いよな。81歳だぜ。まあ、古き良き雇用制度の、最も情的に素敵な部分なんだろうなぁ。きっと彼女も、長い人生の中、満たせなかった夢とか、希望がいっぱいあるのだろうが(例えば今でも一人息子の僕が「定職」についてないことを残念に、心細く思っている。いい加減諦めてほしいのだけど)、実は彼女はとても現実的だ。控えめな、自分の気持ちより他者との関係性を重んじる性格なのだが、どっこい過去への執着はあまりなくて、明日のこと、来月のこと、来年のことを、何の疑いもなく考えている。長生きの秘訣かもしれない。そして彼女はきっと今日の食事の代金を「誕生日なんだから私が出す」と言い張り、伝票が来た時点で、それを隠し持つよう努めるだろう。もしかしたら今の時点から策略を考えてるかもしれない。もちろんこちらも阻止しようと働くが、会計時に伝票の取り合い、説得合戦になるのもいつものこと。そして見かねた8歳の息子が仲裁に入る。「大人だから言い争いは見苦しい。今日はおばあちゃんの誕生日なんだから……おばあちゃんの言うようにすべきだ」と。

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